2025年7月21日月曜日

レッドウイング877の緑青を取る


オレの877は、この一足しか残ってねー。
前は2足持ってたんだわ。
最近1年程は、
このきれいなグリーンの革ひもを付けてる事が多い。


オレの持ってた2足の877は、
どっちも、
犬刻印の薄いオレンジっぽい色に変わったの頃のやつ。
あん時は、この薄いオレンジっぽい色、
人気はイマイチだったらしーな。
オレは、他人の評価はどーでもいいので、知らんかったけど。
あん時オレは、
「アイリッシュセッター、今年からいい色になったな。」
って喜んでた。


手元に残ってんのは、1997年製のやつだ。
こっちの方がちょいサイズが大きくて、
あんまし履いてなかったんだが、
若いダチが、どーしてもDワイズじゃないとだめってんで、
Dを売って、Eを残した。

上から2~4番目までのレース穴のハトメの上から、
鉄合金製のフックを打ち付けてある。
そーすれば、格段に使い勝手が良くなる。
そーいや、ダチからフックをもらう話があったけど、
いつの間にか立ち消えになっちまったから、オレんちには、
もうちょっとしかフックの在庫がねーな。

ほれ、このレース穴のハトメの裏表に、びっしり緑青だぜ。
緑青ってのは、塩基性硫酸銅に代表される、銅の化合物だ。


金属の表面に現れる酸化被膜の一種だ。

昔は、体に毒だと言われてきた緑青だが、
最近じゃ、天然の緑青は無害だとされている
(但し、人工的に作られる塩基性酢酸銅は、
弱い毒性があるとされている)。

でもよ、何か嫌なんだよな。
特に、薄い色の革に色移りするみてーに、
べったり張り付くだろ。

取り除いても、色が残ったみたいになるし、まじで困る。


今回は、久しぶりにこの緑青を取ろうと思う。
定期的にやっとかねーと、革に付いた所から、
革の色が変わっちまうからな。


まずは、ケガキ針でできるだけ掻き出すぜ。


両側やったら、こんなに取れた


それでも全部とれたわけではない。
そこで、冷蔵庫に保管してある👇これを持ってきて、
塗料皿に出して、歯ブラシに付けて、こする。

【Boots用】ってマジックで書いてあるけど、
ただの市販のレモン果汁だ。
この酸で、残った緑青は溶けてしまう。


しかし、革にべったりと張り付いた緑青は、
レモン汁をかけて、緑青が溶けたレモン汁が染みて、
そのシミが目立たない色の革ならいいが、
この877だと、目立ってしまう(と思われる)ので、
レモン果汁では取れない。

よく、ヘラなんかでこそぎ取れってな事を言われるけど、
ヘラで簡単に取れるなら、もうとっくにやってるぜ。
ヘラだと、なんかうっすらと残る感じがするんだよな。

そこでオレが使うのが、金属の表面処理に使う、キサゲだ。
キサゲとは、刃物状の道具で、金属の仕上げに、
金属表面を剥くように削って、平らにする道具だ。

市販のもあるのだが、
主に貴金属加工用の道具として売られている。

しかし、オレが今回使うのは、市販のやつじゃなくて、
手作り品だせ。
だから、市販の彫金用のキサゲとは、刃の角度が全く違う。

この刃で、革にへばりついた緑青を、はつり取る。

ふつーのヘラじゃ、こうはいかんだろ?


きっと、ブーツ好きの人の何割かの人は、
緑青に困ってると思う。

この記事が、そんな人の緑青除去の参考になれば幸いです。

ただ、ハトメを銅合金以外のやつに変えちまえば、
解決するんだけどよ…


前述したが、
オレは最近、この877に、緑色の革ひもを付けてる。
薄いオレンジっぽい色の革によくあってると思う。

明るい緑色って、あんまし合わせやすいとは言えんので、
多くの人は敬遠するけど、オレはさわやかな感じで好きなので、
去年の秋冬は、よくこんなコーディネートをしてた。
ジャケット:1978頃~1980代前半のWrangler 124MJ
ウールシャツ:1990年代のWoolRich
パンツ:1970~1980代前半のLee 241-2731

ラングラーのGジャンは、ブロークンデニム特有の、
明るい抜けるような空みたいな色で、
上半身のコーディネートにさわやかさを与えてくれる。
Leeのコーデュロイジーンズは、同じ緑色系の濃い色のやつ。
これをロールアップして、877のシャフトを全体的に見せる。
そこに、この明るい緑色の革ひもがある事で、
すごく明るいコーディネートになる。

ってな事で、
茶色以外の革ひもも、877にはおすすめだぜ。

赤茶色の革の877なら、
オレならオレンジ色の革ひもを付けるところだぜ。
そんな事考えてたら、赤茶の877も欲しくなってきた…



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返信は、気づいた時になると思うぜ。また、話し合いにすらならねーバカとやり取りする気はねーから、どうしても書きたいなら心して書けよ。
オレの記事を読みもしねーで記事と関係ねー事、しかも妄想炸裂のデマを書き込む差別主義者のオナニー野郎のパチンコ屋の父さんのブログのバカは、迷惑なので次はぜってーに許さねーからな!しつこいわバカ!