2022年3月4日金曜日

ワゴン車のスライドドアの上のレールが外れちまったのの修理



いわゆるワンボックスカーのサイドドア、
スライドドアの話だ。
こんな形のレールを、
ボディの開口部に、スポット溶接で付けて、
そこに、スライドドアにつけたローラー付きのパーツを引っ掛けるようにして、
ドアがスライドする仕組みだ。

外した写真があるのは、外れちまったから。
しかも、出先で。しかも、雨。

そーっと閉めて、
家に帰ってからなんかしようと思っていたら、
酔ったおっちゃんが、
車庫に入れて道具も使えと言ってくれる。

ご厚意に甘えて、修理する事にした。




スポット溶接ってのは、材料の特定箇所に圧をかけ、
そこに電気を流すことで、
圧がかかる部分が抵抗となって溶融する仕組みだ。
圧がかかる部分は、抑えられてる為に空気に触れず、
その性質上、酸化しない完全な溶着ができるのが、
最大の利点だ。

しかし、点で付けているから、
その一点しかくっついてねーし、
面での強度を稼ぐには、
たくさんの個所で溶接してやる必要がある。

強固なスポット溶接がはがれることは、
まずもってねーけど、
負荷がかかって接合した対象物が離れる場合は、
スポットの周りの部分からちぎれて剥がれることになる。
車両側のフレームがちぎれて、
接合物であるレールが外れたのがわかる。


一番負荷がかかるカーブ部分が、溶着してない。
だから、
他の溶着部分に負荷がかかり続けて、ちぎれたんだな。
まあ、施工不良だな。
フレームがちぎれた部分の出っ張りが、
レール側についてるから、位置合わせは簡単だ。

レールに新しく穴をあけて、そこにドリルビスを入れて、
フレームにねじ込むだけ。
上の写真で穴が開いてるのは、ドリルで開けた穴だ。
(2022.03.09修正:ここは、元々空いてた穴だ)
ドリルビスでねじ込んで、レールを取り付けて、修理完了。

流れ作業で、時間に追われるように作ってるから、
こういう施工不良が出るんだよな。
作って消費させる事、つまり“壊れるもの作り”が、
この国の企業のよくある姿勢だからな。

使っては捨て、また新しいのを買って…
ってな繰り返しの物を大切にしねー社会だから、
こういう不良が出るんだよ。

お前らも、よくよく吟味してから買い物して、
できるだけ長く大切にものを使えよ。

物も大切に出来ねーから、
他人を大切に出来ねーんだよ。



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おすすめはこの辺だな。
ちゃんとした工具を買うべきだぜ。


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返信は、気づいた時になると思うぜ。また、話し合いにすらならねーバカとやり取りする気はねーから、どうしても書きたいなら心して書けよ。
オレの記事を読みもしねーで記事と関係ねー事、しかも妄想炸裂のデマを書き込む差別主義者のオナニー野郎のパチンコ屋の父さんのブログのバカは、迷惑なので次はぜってーに許さねーからな!しつこいわバカ!