値段が高けりゃいいってもんでもねーし、安けりゃいいってもんでもねー。更には、名のある品ならいいわけでもねー。問題は…

すっかり秋になっちまったな。

ここらも日差しは強いけど、もう半袖はちょっと…

ってとこだ。

但し、車の中は半袖の方がいいかな。

それにしても、ここ太平洋側の衆は、

気温22℃もあんのに、N3Bとか着とる人までおる。

今からそれで、冬になったらどーすんだよ？

オレは、こんくらいの気温で、

ゴツイＰコートとかを着る気はねー。

こんくらいの気温で寒いってのは、

やっぱし育った環境の違いもあんだろーけど、

同じ金沢生まれ金沢育ちのオレのパートナーは、寒がってる。

それでも、バスクシャツの上から、

薄手の上着を羽織るだけだ。

オレは、日中は、バスクシャツ１枚のことが多い。

ってな事でよ、今日は、

たま〜に言われるんだけど、

『洋服に、結構お金かかってんでしょ？』とか、

『ブランドもんとか着てんの？』って、

オレの事を先入観で見てる人がいるんだけど、

そーではないって事と、

もひとつ、

高い金かけてたり、いい服着てるくせに、

かっこよく見えない人に欠けてる視点についての話だぜ。

もちろん、いい服の方がいい。

じゃ、何がいい服の基準なのか？ってのは、

やっぱし、縫製がしっかりしてたり、

生地が丈夫なものだったりってのが、

オレはいい服だと思う。

そんでもって、

縫い合わせ部分の柄が合わせてあったり、

力がかかる部分に補強の布とか、

ステッチが入ってたりすると、本当にいい服だと思う。

パターンも大事なんだけど、

そこはわざと外して着る着方もあるし、

いい服と必ずしも比例する訳じゃないと思う。

パターンは、その人の体形次第だし、

サイズのチョイスは、個人の着方次第の場合もある、

って事だ。

値段が高い服や服飾小物が、【＝いいもの】だと

思ってる人も、

いっぺーおるやろーけど、

『桁一つか二つ間違ってんじゃね？』って

言いたくなるような値段のブランドもんもあるし、

そんなブランドでなくても、本来の価値以上に高い服もある。

(逆に、本来の価値以下で売られている、

貧しい国の労働者の搾取で成り立ってる品もある。

オレは、そー言うのには反対だ。)

【高い服＝いいもの】だと思ってる人の多くは、

質を見極める目を持ってねーから、値段で判断する訳だ。

そこに付け込んで、桁違いの値段を付けて儲けてんのが、

前述したようなブランドなんだろーな。

それに夢中になる客の側も、なるほうだけどな。

あーいうのも、依存症の一種だぜ。

まあ、

「コーディネートです」って言う程のこたあねーんだけど、

今日はオレの最近の普段着の服で、

そこんとこを見て行こうかな。

とりあえず、こんなん。

上から行くでー。

メーカー不明のツイードキャップ。

タグが全く無いけど、ウールだわこれ。

縫製もしっかりしてるし、形がいい。

米軍のファティーグキャップを、

もう少し深くかぶれるように設計しなおしたような形。

これ、５年前、リユースショップで150円やった。

リユースショップの店員は、

ブランドとかメーカーの名前だけでしか、

服の判断ができねーから、

こーいうものが安い事がよくあるぜ。

バスクシャツは、ORCIVALや。

これまた新品を1000円で買うたわ。

10年ほど前に、売れ残りの１点がバーゲンになっててな。

オレらは「オーチバル」って呼んでたけど、

公式じゃ「オーシバル」らしいな。

ル・ミノールなんかもそーだけど、

最近は柄のあわせがちゃんとしてるから、

いい服だとは言えるけど、

昔はひどかったよな( ´∀｀ )まじで( ´∀｀ )

それでも、

発色とか雰囲気とか生地とかは、いい服だとは言えるよな。

値段は、安いとは言えんよな。

バスクシャツは15枚くらい持ってるけど、

フリマで500円以下で買うた古着が多いし、

新品でも、定価で買うたんは１枚だけや。

次、写真じゃ見えへんけど、

ベルトは福岡のアートブラウンのや。

極厚のＵＫサドルレザーのギャリソンベルトや。

24年前に買うたんや。

この黒は、かなりの頻度で使こてきたけど、

まだまだ使えそうや。

あん時は、9000円切ってたはずや。

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リーバイス70705。1968年から72年頃のだ。

20年位前までは、ビッグＥの頃のやつでも、

すごく安く手に入ったんだけど、最近はひどく高いな。

Ｇジャンの色落ち具合は、

ボトムのジーンズと同じ位の色落ちにしたい所だ。

それが無いなら、全く違う色の軽い上着を合わせるしかねー。

アメカジのおっさんなら、Leeのウエスターナーかな？

Ｇジャンがハードな感じがする人も、

素材が変わるとソフトに着こなせるから、

サテンとかコーデュロイなんかのＧジャンはおすすめだな。

ここでも大事なのは、上着のサイズだな。

オレは、下に着た服のサイズに合わせて、

Ｇジャンのサイズを変えられるように、

同じようなのを数枚サイズ違いで持ってる。

70705も、Ｅとかｅ、年代も、色落ち具合もごちゃまぜだが、

36・38・40と、サイズ違いで、６枚ある。

以前はもっと持ってた。

進学のために売っちまったから、今はねーけど

（557と70505と70506だけでも、14着手放したんよ）。

Ｇジャンが好きでない人は、

自分の好きな上着の、サイズ違いを数着用意すべし。

ってな事でよ、今回の話は、

服飾で大事なのは、サイズだって事。

ああ、前からずっと言ってたっけ…

すまん。

ちなみに、上から羽織るのは、

フロントジップのパーカーがあると便利だが、

おっさんがパーカー着たらいかんとか

言うてるバカがおるらしーな。

アメリカ人にどつかれるぞ。

何十万人ってアメリカのおっさんが着てるからな。

オレは、

VETRAのベロアのヘチマ襟カバーオールを羽織るぜ。

これな、オバちゃんとかが行く古着屋で、300円やったわ。

そんじゃ、今日はここまで。

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