羽毛布団に小穴が開いて、羽毛が出て部屋中を舞ってる。リペアーするぜ。

 オレの子が使ってる羽毛布団に小穴がいくつも開いてやがる。

以前に大量に汗をかいて、汗染みになった所だ。

染みをそのまま1年位放置してたから、生地が弱っちまったんだろう。

1年ほどたってから、コインランドリーで洗ったんだけどよ、

弱っちまった生地は、洗濯じゃ直らねー。

ジーンズ洗わねー奴いるだろ？そんな奴のジーンズってよ、

擦れて穴が開くんじゃなくて、ピリッと裂ける感じで破れるだろ。

正にあれと同じで、生地が弱っちまってるんだろーな。

染みかできた時に洗うべきだったぜ。

穴の大きさは、最大で直径７ｍｍ位、小さいのは０．５ｍｍ位のも開いてる。

０．５ｍｍの穴からも、羽毛が出て来る。

だから、針で縫ったら、針穴から羽毛が出るんじゃねーかと思う。

ちょうど、布団の端っこの表と裏に染みがあって、

表にも裏にも、10か所ばかし穴が開いてる。

でも、穴があるのはその部分だけ。

つまり、布団全体から言えば、ほんの少しだ。

布団全体を打ち直ししてくれるサービスがあるけど、

そんな金はねーし、

染みができてない所には、穴はまったくねーから、

この部分だけを直したい。

そこで、帽子を作る時に裏生地として使ってる

薄い化繊を使うことにした。

薄い生地だが、密度が高いから、羽毛が出ないと思うし、

薄い生地だから、

アイロン接着糊で表から熱をかけるだけで、

しっかりと密着するだろう。

切り出すぜ。

下の部分は、生地の耳だから、このままでいいけど、

それ以外は、ほつれ防止にライターであぶって溶かす。

アイロン接着糊を裏面に着ける。表から見た所。

裏だ。アイロン接着糊の台紙が付いてる状態。

修理箇所の羽毛を、一旦修理箇所以外の所に偏らせたら、

台紙をはがして、アイロンで押し付けるぜ。

裏っ返して、同様にやるぜ。

ライターであぶった所が焦げてるけど、

当て布は、しっかり付いてるみたいだぜ。

羽毛を元に戻してみるぜ。

修理完了だぜ。

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